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Ludwig Wittgenstein『論理哲学論考』

論理哲学論考 (岩波文庫)

論理哲学論考 (岩波文庫)

これは教科書ではない。––理解してくれたひとりの読者を喜ばしえたならば、目的は果たされたことになる。

命題記号と論理的座標、これが論理的領域を形づくる。

命題はその意味〔すなわち論理空間における論理的領域〕を示す

すべての真な要素命題の列挙によって、世界は完全に記述される。

要素命題のうちに、すでにしてあらゆる論理的操作が含まれているのである。なぜなら、「fa」は
(\exists x). fx. x=a
と同じことを語っているからである。

私の言語の限界が私の世界の限界を意味する。

[\overline{p}, \overline{\xi}, N(\overline{\xi})]
これは命題の一般形式である。

語りえぬものについては、沈黙せねばならない。