Ludwig Wittgenstein『論理哲学論考』
- 作者: ウィトゲンシュタイン,野矢茂樹
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2003/08/20
- メディア: 文庫
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これは教科書ではない。––理解してくれたひとりの読者を喜ばしえたならば、目的は果たされたことになる。
命題記号と論理的座標、これが論理的領域を形づくる。
命題はその意味〔すなわち論理空間における論理的領域〕を示す。
すべての真な要素命題の列挙によって、世界は完全に記述される。
要素命題のうちに、すでにしてあらゆる論理的操作が含まれているのである。なぜなら、「」は
「」
と同じことを語っているからである。
私の言語の限界が私の世界の限界を意味する。
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これは命題の一般形式である。
語りえぬものについては、沈黙せねばならない。